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映画「セッション」 パロディ動画

YouTubeで見つけたセッション(原題 Whiplash)の爆笑パロディを2つ紹介します。あの映画のおかしさが良く出ていて、何回見ても笑えます。

 

元ネタの予告編とレポ。

 

 

 

DJ Wh1PLA$H - Whiplash Trailer Parody



「素敵な場所ね」

「かかってる音楽が好きなんだ。スティーヴ・アオキ・オン・ザ・テーブル」

 

全米トップのEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)の学校、Skrillexエレクトロニカのアーティスト名)・アカデミーに入った彼は、最高のDJを目指しているみたいです。

 

ここでフレッチャー役のハゲが登場。「カギはリラックスすることさ。音楽のことは心配するな、ただ他の奴からサンプルを盗んでくればいいんだ」

 

セッションの前にみんなで錠剤モリー(MDMAのリバイバル版で、数年前から流行っている)をキメます。新入りの彼がプレイを始めます。「俺たちのティエスト(有名DJの名前)登場だ」と先生。しかし本家みたいにすぐ演奏を止めます。「俺のダブ・ステップじゃない」

 

そして違うトラックを流しますが、今度はサイリウムを投げつけられてしまいます。ここからが笑い死にそうになる。映画では「お前は(テンポが)ハシってたか、モタってたか?」 “Were you rushing or were you dragging?”と圧迫される場面です。

 

「(キーボードを)押してたのか、押してたのか?」

“Were you pressing or were you pushing?”

理不尽すぎてもうわけがわかりません。それへの返事がもう最高です。

「僕はただスペース・バーを打っているだけです!(スペース連打)」

“I’m just hitting the space bar!”

 

ビンタされた瞬間にシーンが変わり、彼女に「凄いDJになりたい」と別れを告げる場面になります。店にいる他のお客さんたちが「ハッ、お前DJ?俺もだぜ、Bro.」「ヘイ、俺もDJだ」「俺もDJだよ、soundcloudチェックしてくれよ」と次々に彼に言ってきます。ここで彼女からも衝撃発言です。「実は私もDJなの。2ダラー・サインのDJプッシー・キャット(べー)」

 

また学校に戻ります。先生「お前はワックか?言えよ。デカい声で!」日本でもヒップホッパーが良くディスで使っている”ひどい”という意味の言葉。ワックMC。首を横にふりながらも「僕はワックです」という彼がかわいい。「もっとデカい声で!」「僕はワックです!」それから猛修行が始まり、ついにスペースキーの打ち過ぎで流血してしまいます。

 

映画で印象的だった「英語にグッド・ジョブより有害な2語はない」というセリフ。グッド・ジョブがシック・ビーツ(クールなトラックに使う言葉)に変わっています。「DJ Whiplashイン・ダ・ハーウス!」

 

それから効果音の練習です。「ジャングル・サウンド!(ぱおーん!)ホイッスル!」口笛を吹き始めてしまう彼。「ボビー・マクファリン*1か!なに本当の口でやってんだ!ホイッスル!(ピー!)サイレン!(ウー!)」「グワアアアア!!(スペース連打)」

 

発狂した彼はとうとうダフト・パンクになってしまいました。DJプッシー・キャットにも、もはや彼が何て言っているかはわかりません。

 

 

もう1つ、スティール・ドラムのやつも違うテイストでめちゃくちゃおもしろいです。カリプソ

 

STEEL WHIPLASH (WHIPLASH PARODY)

 

 

シェイファー音楽院がシェイファー・グッド・ヴァイブス・アイランド・ビート・オーケストラに変えられていて、下には全米で唯一のスティール・バンド音楽学校とあります。また彼女とのシーンから。

 

「スティール・バンド?」

カリプソを知ってるだろ。カリブのリゾートホテルのプールでかかってるやつ」

 

学校のシーンになりラスタな先生が登場。「カギはリラックスすることさ。曲のことなんか心配するな。他の奴らがどう思うかも心配するな。ドン・ウォーリー!……ビー・ハッピー(大量のジョイントを渡す)」

「何コレ?」

 

ジョイントを持ったままの手でカウントを入れる先生。さすがです。「いまいちアイリーじゃない、お前ハシってる」と言って演奏を止めます。アイリー(irie)はレゲエの人たちがよく使う言葉で素晴らしいとか、ピースな愛のバイブスでポジティブな感じ(窪塚洋介の息子の名前が愛流”あいる”ということをいま知った)という意味です。元々はジャマイカ・クレオール語(パトワ)でオーライの意だそうです。

 

演奏再開してまたすぐ止める。「お前モタってるよ、マン」ついにジョイントに火をつけ、とろけた目でカウントを入れる先生。「ンー、ファイヴ・アン・シックス・アン」ここの声が本当に最高です。しかしまたすぐに止める。

 

「お前、ハシってるか、モタってるか!?」

「ハシってますか!?」

「ノー!」

「モタってますか!?」

「もう一度聞く、ハシってるか、モタってるか!?」

「わかりません!」

 

笑い出す先生。「カリプソにはハシるとかモタるとかそんなものないんだ。ハハハ」ジョークも一流です。「気楽に行こうぜ、マン。5……か6時間休憩しよう。くつろごう」 ”Take five......or six hours, to chill.” ジャズの曲名でもおなじみのテイク・ファイヴは、ミュージシャンが「5分休憩しよう」というときに使う言葉です。この人はガチで5時間くつろぐ気ですね。

 

猛修行シーンに合わせて先生の語りが入ります。ジャズ・クラブで再会したニーマンに語るフレッチャーのセリフをパロってます。「私がシェイファーでやっていたことを誰も理解していないよ。人々を期待の向こう側まで押し上げるんだ」というようなセリフです。

 

「私は人々を期待の向こう側まで押し上げるんだ。だって…カリプソバンドへの期待は…とても低いからね」この人の間がたまりません。

 

彼女に別れを告げると、逆にやり返されてしまいます。「全然大丈夫よ。スティール・ドラムの音、だ~い嫌いなの。マジで、あんたたちの曲って全部ディンキー・リトル(アニメのキャラクター名)のチリンチリンって音みたいだもん。ティンティリンティンティン」

「ガッデム」

 

彼はジョイントの巻きすぎで流血します。そして気が付くと、彼は路上でスティール・ドラムを叩いていた。

 

 

セッション

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