博士と彼女のセオリー

博士と彼女のセオリー The Theory of Everything

 

理論物理学者のスティーヴン・ホーキングの元妻ジェーン・ワイルドが書いた回顧録を元に、彼の半生を描いた作品。オックスフォード大学からケンブリッジ大学大学院に進んで、宇宙と時間のことを研究しようとしていた矢先、彼はALS(アイスバケツチャレンジでおなじみの病気)と診断され、余命2年と宣告される。ジェーンの支えもあり、前向きに生きていく彼だったが…

 

パーティでスティーヴンとジェーンが出会うシーンから映画が始まります。出会った瞬間に流れるのが僕がモータウンでいちばん好きな曲、マーサ&ザ・ヴァンデラスの(恋は)ヒート・ウェイヴでした。もうこの時点で勝負ありでした。

 

Martha & The Vandellas – (Love Is Like A) Heat Wave



彼といるといつでも

私の中で何かが燃えはじめる

欲望に満たされて

悪魔のせいなのかしら

それとも恋ってそういうもの?

 

熱風のように 胸の中で燃えている

叫ばずにいられない 引き裂かれてしまいそう

 

Whenever I'm with him

Something inside starts to burnin'

And I'm filled with desire

Could it be a devil in me

Or is this the way love's supposed to be?

 

It's like a heat wave, burnin' in my heart

I can't keep from cryin', it's tearin' me apart

 

結論から言いますが、去年から36本見たなかでいちばん良かったです。心が震えました。映像・音楽・ストーリー・テンポ・役者、すべて文句なし!星5つじゃ足りないぐらい良かった。

 

自分がこれからやろうとしていることは絶対に間違っていないという確信を得たし、グズグズしていないで一日でも早くそれをやりたくなった。中盤から最後までずっと泣いていた。

 

邦題と字幕の1箇所は納得がいきません。まず原題は博士論文の口頭試問のシーンからきています。「それを証明するんです…時間に始まりがあるということを、一つの方程式で。素敵だと思いませんか、教授。たった一つの、簡潔な方程式で、すべてを説明できたら。」

 

“Prove it.  Prove...with a single equation, that Time has a beginning.  Wouldn't that be nice, Professor?  One single elegant equation to explain everything?”

 

ここからきている原題”The Theory of Everything”を「博士と彼女のセオリー」にしてしまわなければならないのが本当に悲しいけど、配給会社的には正しいよね。日本語って難しい。

 

訳で納得できなかったのは終盤で、スティーヴンとジェーンが別れることを決意するシーンです。ジェーンが”I have loved you.” 「私はあなたを愛してきたわ」と言うんですが、字幕は「私はあなたを愛したわ」となっています。日本語にしてたった2文字しか違いませんが、これは本当にないわ。意味全然違うやん。次のセリフが”I did my best.”「私は最善をつくしたの」だったのでなおさら。

 

映画名+script でググるとたいていの作品の脚本が読めますが、pdfを保存したのは初めてです。http://gointothestory.blcklst.com/wp-content/uploads/2014/11/Theory-of-Everything-The.pdf

 

★★★★★★

 

早速「ホーキング、宇宙を語る」の原書”A Brief History of Time”を注文しました。そして今日ブックオフに行ったら100円コーナーに3冊邦訳があったので全部買いました。あげようと思っていた人がもう買ってしまっていたので、先着2名様にプレゼントします。連絡ください笑

 

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ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF)

ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで (ハヤカワ文庫NF)